城下町松江の交差点

松江は、松江城や堀川を中心に、
城下町らしい佇まいを残す町ですが、
市内各地にある交差点でも、
江戸時代の面影を見ることができます。


スティックビル東側の交差点


松江大橋北側にある「東京橋交差点」


市役所北側にある交差点


このように松江市内では、
変則的な十字路「鉤型路」
(かぎがたろ)がたくさんあります。
城下町を守るために、
先を見通せないようにして、
敵の侵略を防いでいたのです。


一般的な十字路だと・・・


見通しが良いため、敵を簡単に
城の方へと侵入させてしまいます。

変則的な交差点・鉤型路だと・・・

 


鉤型路にすることによって、
敵に行き止まりだと勘違いさせたり、
見通しを悪くして先に進みづらく
させることができます。

現代では道路が改良され、
このような交差点は数を
減らしていますが、
今でも松江城周辺を中心に、
まだ多くの鉤型路が残っています。

松江市内を移動する際には、
城下町の痕跡であるこの鉤型路に
注目してみてはいかがでしょうか。

 

2018年05月09日